暑い季節になると、「こまめに水分を摂りましょう」とよく言われます。
汗をたくさんかく夏はもちろん、水分補給は一年を通して大切な習慣です。
私たちの体の大部分は水分でできており、水は体温調節や栄養素の運搬、老廃物の排出など、体のさまざまな働きに関わっています。
ところが、年齢を重ねると喉の渇きを感じにくくなることがあります。「喉が渇いていないから大丈夫」と思っていても、知らないうちに水分が不足していることもあるため、意識して水分を摂ることが大切です。
■ 水分は「飲み物」だけではありません
水分補給というと、水やお茶などの飲み物を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、私たちは食事からも水分を摂っています。
味噌汁やスープなどの汁物、野菜や果物などにも水分が含まれています。暑くて食欲が落ちているときには、食事そのものが減ってしまい、水分だけでなく栄養も不足しやすくなります。
飲み物だけに頼るのではなく、食事からも水分を摂ることを意識してみましょう。
■ 一度にたくさん飲むより「こまめに」
「今日はあまり水を飲んでいない」と気づいて、一度にたくさん飲もうとするよりも、少しずつ、こまめに摂ることを習慣にするほうが続けやすいでしょう。
朝起きたとき、食事のとき、入浴の前後、外出するときなど、日常生活の中で「水分を摂るタイミング」を決めておくのもおすすめです。
■ 汗をかいたときは、いつもより意識して
汗をかくと、水分だけでなくナトリウムなどの電解質も失われます。特に暑い日に長時間外で活動したときや、たくさん汗をかいたときには、水分だけでなく電解質の補給も意識しましょう。
ただし、スポーツドリンクなどには糖分や塩分が含まれているものもあります。日常的な水分補給では水やお茶を基本とし、汗を大量にかいたときなど、状況に応じて使い分けることが大切です。
■ 「水分を摂ること」を習慣に
水分補給は、特別なことをする必要はありません。毎日の生活の中に、無理なく取り入れていきましょう。
・喉が渇く前から、こまめに水分を摂る
・朝起きたときや入浴の前後など、タイミングを決めておく
・水やお茶だけでなく、汁物や野菜、果物など食事からの水分も意識する
・汗をたくさんかいたときは、電解質の補給も考える
・外出するときは、飲み物を持ち歩く
■ 秋になっても、水分補給を忘れずに
暑さが和らいでくると、水分補給を意識する機会も少なくなりがちです。しかし、秋になっても運動や入浴などで汗をかくことはあります。また、空気が乾燥する季節には、体から水分が失われることもあります。
「暑いから水分を摂る」のではなく、「毎日の習慣として水分を摂る」という意識を持つことが大切です。
健康のために何か特別なことを始めるのは難しくても、手元に飲み物を用意して、こまめに口にすることなら今日から始められます。
体が出している小さなサインを見逃さず、季節に合わせて上手に水分を補う。
毎日の水分補給を、健康を守るための身近な習慣にしていきましょう。















