予防医学の基本として「生活習慣を見直し、改善する」ことが挙げられますが、
「環境問題への取り組み」も予防医学と密接な関係があることは
盲点となりやすいのではないでしょうか。
私たちを生かしている水や栄養、空気は、地球からの恩恵です。
空気や大地、水が汚れていると、私たちの健康に非常に大きな影響を及ぼします。
例えば、
① 処理しきれないゴミが大地に溜まる(またはポイ捨てなど)
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② 汚染物質が大地に染み込む
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③ 地下水に混じって川に流れ込む
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④ 海に流れ込む
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⑤ 海の水が蒸発して雨雲になる
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⑥ 雨として野菜・牛・豚そして自分たちに降ってくる
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神経や免疫、遺伝子の異常に繋がる!
これはあくまでも一例ですが、私たちが口に入れるもの(食品や水)に気を付けたり、運動や睡眠を見直すだけでは根本的な問題解決にはなっていません。
自分や家族はもちろん、私たちの子孫が健康で幸せに生活するためには、限りある資源を大切にすること、環境問題を見直すことはとても大切です。
環境と健康は別分野として扱われることが多いですが、予防医学の重要性を感じている皆様は是非、環境問題についても考えてみてはいかがでしょうか。
参考文献:服部幸應の食育読本(著者 服部幸應、発行 C&R研究所)