P&A会員の皆様、こんにちは。
関東では雨の日が続いており、肌寒さを感じる日が増えてきました。
季節の変わり目ということで、体調を崩しやすい時期かと思いますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今回より何度かに分けて、第20回 P&A学術交流会(9月15日開催)の講演内容の報告をさせて頂きます。
当日お越しになれなかった会員様も多いかと思いますので、是非、皆様のご活動、勉強にお役立て頂ければ幸いです。
まず、目黒区教育委員会のスーパーバイザーをされている遠山和彦先生の講演内容をご紹介させて頂きます。
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「私が認知症にならないためのライフスタイル」
遠山 和彦 先生(目黒区教育委員会・学校サポートセンター スーパーバイザー)
88歳の今もなお、現役を貫く遠山先生は「僕のライフスタイルそのものが認知症にならないような行動なんです」とおっしゃいます。
教育現場で長年、子供たちと触れ合ってきた遠山先生は、そのご経験から、「ライフスタイル」とは自己概念の素となる育った環境が形成させ、その影響を最も受けやすい年齢は10歳前後であると示されました。
そして、その自己概念形成時期(10歳前後)の特徴は、
➀ マイナス思考で素直になれない
② ウソをつきやすい(これは置かれている環境の復習行為に当たり、もし子供が嘘をついているのなら、環境の中で何らかの不安や不満が募った上の行為であり、この環境を作り上げた周囲の大人に原因があるとのことです。)
であると挙げられました。
そして、健康的なライフスタイルとして、
➀ 好奇心 ② 探求心 ③ 学習欲 ④ 常識 ⑤ 道徳
の5つをまとめられました。
具体的に遠山先生は、以下のようなことを実践されているようです。
・好奇心の中に探求心をもち、価値あるものを学びとる。
・常識破りの発想で、人に愛をもって接する。
・旬の食材を楽しみ、季節を感じる散策をする。
・もちろん、エスカレーターやエレベーターは使わない。
・「アセチルコリン」など覚えにくいことも、川柳にして楽しく覚える。
そして認知機能の確認のために定期的に実践されている「詩」をご披露頂き、米寿とは思えぬ、ハリのある太く逞しい声量に会場は拍手喝采となりました。
遠山先生の笑顔が絶えないお人柄に会場は温かな空気に包まれ、脳の健康維持のためのライフスタイルだけでなく、先生の強く優しい生き方に多くのことを勉強させて頂くことができました。
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次回は、株式会社 本物研究所・代表取締役社長の佐野浩一先生の講演内容をご紹介させて頂きます。
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