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2018.11.06更新

P&A会員の皆様、こんにちは。

今回は、第20回 P&A学術交流会(9月15日開催)の講演報告として、当協会、予防医学・代替医療振興協会の理事長である神津健一先生の講演内容をご紹介させて頂きます。

 

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「脳と腸は何でも知っている―脳腸相関―」

神津 健一 先生(予防医学・代替医療振興協会 理事長/医学博士)

 

アメリカでは「自分の健康は自分で守る」という考えが常識になっていますが、日本では皆保険制度ということもあり、少し具合が悪くなったり、風邪を引いた程度でも、すぐに病院で薬を処方してもらうことが正しい、と多くの人が考えているのが現実です。

医者に言われた通りに真面目に薬を飲み続けたり、こまめにレントゲン検査を受けたりし、その期間が長引くことによって次第に副作用が生じ、心身の不調をきたしてしまいます。

自律神経失調症や軽いうつ症状の様な人でも、心のケアといいながら、安易に睡眠薬、安定剤を処方され、軽い症状の人までもが深刻な病気へと悪化してしまう結果を招くことも少なくありません。

高血圧や糖尿病の患者さんも増え続け、生涯にわたって服薬を余儀なくされる方がほとんどです。

国民の一人一人が自身の健康に留意し、健康・未病・病気の状態を見極め、薬の適正な使い方や日々の生活の中で健康を維持していく方法を模索していかなければなりません。

 

近年、「脳腸相関」という考えが徐々に浸透し、その重要性も認識される様になってきました。

脳と腸がお互いに連絡を取り合い、相互に指令を出すことにより、健康を維持するための恒常性の機能(ホメオスタシス)が正常に働くということがわかってきました。

今までは人間の身体の要は脳と考えられていましたが、腸では消化・吸収だけでなく、解毒、浄血、ホルモン生成、免疫、ビタミン合成等、あらゆる面で腸が関わっており、神津先生は「第一の脳は腸である」と提唱されています。

主たる神経伝達物質であるアセチルコリン、細胞膜の外側で様々な情報をキャッチしたり細胞同士の情報交換を行う糖鎖栄養素、腸内のフローラバランスを整え免疫力を高める乳酸菌生産物質、これら3つが健康の維持に必要な自律神経系、内分泌系、免疫系、各々の機能を維持していく基本栄養素となることも、ここにきて明確になってきました。

 

今一度、細胞レベルで健康を見直す「細胞(膜)栄養療法」に着目し、心身共に豊かな人生を送る食事のとり方、栄養の見直しを行っていく必要があるのではないでしょうか。

神津健一先生

 

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次回は、予防医学指導士・代替医療カウンセラーである宮腰栄一さんのスピーチのご紹介と、懇親会のご報告をさせて頂きます。

 

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NPO法人 予防医学・代替医療振興協会

本部事務局

公式WEBサイト https://www.pamedicine.jp/

 

 

投稿者: 予防医学・代替医療振興協会

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