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2022.01.31更新

 

8020運動が普及しはじめておよそ30年、今では歯周病対策をはじめとした歯の健康を意識されている方が増え、治療目的だけでなく、定期的に検診やクリーニングのために歯科へ通っている方も多くなりました。

健康な口腔環境や歯を維持することは「いつまでも美味しく食事ができるように」だけではなく、咀嚼機能維持による脳の老化予防、生活習慣病予防、また免疫機能の維持にも繋がります。

歯周病の検査に歯周ポケットの深さを調べるものがありますが、歯周ポケットの保有者の割合は、45歳以上では過半数を占めます。

また全年齢層の約4割の人には歯肉出血が認められ、日本人の多くが歯周病またはその予備軍である可能性が懸念されています。

歯周病は歯茎が炎症を起し、腫れたり出血を起こしたりするもので、放っておくとと糖尿病や心疾患、肺炎、歯を支える骨にまで影響を及ぼします。

 

歯科でクリーニングを受けたり、正しい歯の磨き方を指導してもらうことはもちろん重要ですが、日頃からできる対策にはどのようなものがあるでしょうか?

 

▮オーラルケアのポイント

・何かを食べたり、甘いものを飲んだ後などは出来るだけ歯磨きをし、難しければ小まめに口をゆすぐようにする

・1日1回(特に夜)は磨き残しのないよう丁寧に歯磨きをする

・歯磨きの前後にフロスを利用する(毎回が難しい場合は夜だけでも)

 

また、歯の磨き方については、本人の歯列や癖(磨き残しやすい場所や力加減など)によっても意識の仕方が異なりますが、基本的な磨き方としてはおよそ以下のような流れとなります。

 

▮基本的な歯の磨き方

1.強い力で磨くと歯や歯茎を傷めてしまうため、えんぴつのように持ち、軽い力で磨くようにする

2.歯の表面に毛先を垂直に当て、軽く小刻みに震わせながら1本1本細かく磨く

3.歯周病対策に重要な、歯と歯茎の境目には歯ブラシを45度に当てて磨く

4.歯並びが悪くデコボコしているところは、歯ブラシを縦に当てて磨くなど工夫する

5.プラークが溜まりやすい下の前歯の裏は、歯ブラシを立てて歯ブラシの先やかかとを使いプラークを掻き出すように磨く

 

▮歯茎の痛み・出血がある場合の磨き方

1.痛みや出血がある場合は、やわらかめな歯ブラシを使う(口腔内が健康な時はふつうの固さを!)

2.歯茎の付け根から歯の先に向かってほうきで掃くように磨く

3.多少出血があっても、プラークがきれいに落ちていれば1~2週間程度で炎症が治まり、出血しなくなる

4.歯茎の痛みが治まったら、普通のかたさの歯ブラシに変え、徐々に小刻みに震わせる磨き方にしていく

 

 

オーラルケア

 

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NPO法人 予防医学・代替医療振興協会

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投稿者: 予防医学・代替医療振興協会

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