代替医療から統合医療へ【統合医療の実現のために】
2024.03.10更新
「統合医療」は、現代西洋医学のと代替医療が、互いの長所を生かし、短所を補うことで統合発展した時に、実現できる全人的医療です。具体的に統合医療が、どのような形で実践されるかは、個人の体質や環境によって異なると考えられるため、統合医療はオーダーメイド医療であるといえるでしょう。
統合医療では、病気は一次予防のため、つまり病気にならないようにするための代替医療として、特に食事療法や、栄養補助食品が、重要視されるものに挙げられます。病気の診断や治療は、現代西洋医学のの得意分野です。しかし統合医療では、病気と闘うことよりも健康を維持し病気を予防することが協調されます。
社会や環境が、健康な生活を維持するのに適していなければ、個人が健康であり続けることは難しいでしょう。従って、予防医学を主体とする統合医療の実現には、代替医療の実証や医療制度改革、代替医療を評価し選択するためのシステム作りだけでなく、健康の維持増進に適した社会や環境を整えることが不可欠です。
統合医療を実現するためには、関係する政府機関や民間企業、消費者である私たちが、それぞれの立場から発言し、代替医療を発展させることが必要となります。統合医療実現のカギを握るのは、関係する多くの団体や人々の協力です。
まず、研究体制のさらなる充実が必要となります。統合医療のための研究には、臨床研究や基礎研究だけでなく、医療システムなど社会医学的な研究も含まれます。米国では代替医療の臨床研究は設備されつつあるので、現時点では、基礎研究や社会医学的研究の重要性が指摘されています。一方に、日本ではいずれの研究もまだこれからという段階です。
これらの研究の推進には、大学や公的研究機関に加えて、関係する民間企業による協力も不可欠です。
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NPO法人 予防医学・代替医療振興協会
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